用語集・1

アストラオー


 名前は主人公・凱 十字路が読み間違えたまま定着した。別作・流離機装天涯の・・・


 スーパーパワーを秘めたロボット。

 コングロマリネットであるYZ、学術機関であるLHS、ロボット開発社であるBCDとHAKUSHINの4団体合同プロジェクトで生まれた機体が元である。

 しかし、とある理由から本来保持していなかった超力を持って凱 十字路の前の現れる。凱 十字路が搭乗し操ることでその強大な機能を発揮していく。


 外観でまず目を惹くのはなんと言っても左肩にある球型の存在である。

 これはアストラオーにおける内燃機関の一つであり、恐るべき存在。未だ明かされず。


 全長およそ30m。

 頭部の形は人型というよりもやや前後に長めで前面に向けてやや三角形とでも言えるような形に近く、目と思われる部分はバイザーのような横一直線になっており、多少凹凸はあるものの口などは存在しない。

 右肩は左肩と違い球もなければ異様な大きさもなくサイズ感としても機体に沿う大きさとなる。形状は角ばった方形。

 胴部は厚みのある逆三角形を保ち、胸部位置から前面に押し出すように盛り上がっている。

 左肩は特殊形状としても両腕部は挙動に制限されるよこともなく、人と同じだけの稼働域を保てるような作り。手は人と同じ五本指タイプのマニピュレーターとなる。

 脚部は足元に向かって大きくなる形を取りながら足は前と後ろで大きく分かれるハイヒール形状をしている。どちらも細くはない。

 腰部には前掛けと言えなくもないようなものの存在が見える。

 腰部背面にスラスターが一機、背面中央から左右に分かれる形で二対の大型スラスターを完備。脚部の裏は間接部以外スラスターとなり、側面に排熱口が備わる。ハイヒールの凹み部分にスラスターあり。


 主な兵装としては、ビームタイプの長刀(薙刀にも似た)とビーム・実弾両用のミニガンを持つ。右肩には盾にもなるØ(スラッシュド・オーと読む)を持つ。左手のみ拳またはドリル形態などで飛ぶ機能がある。

 ・右肩にあるØは、盾としても使用可であるが、4機1セットとした小型機体の集まりを3セット分くっつけた形で成り立つ合成盾。攻撃、撹乱など多用途な支援機としても使用可能。分割起動はマスター機であるアストラオーからの命令を基に起動する。4機の内訳は射撃専用2機、突撃兼妨害1機、シールドメインの妨害用途1機であり、それぞれに専用の挙動をするような基本アルゴリズムが組み込まれているため、マスター機からの指令が細かくなくてもある程度の独立可動を行う。エネルギーが切れる前に自動で帰還して盾型へ戻る。共通機能として妨害電波照射、マスター機命令第一とした優先化。起動シーケンスは「orbis(オルビス)」


 普段から独立機動するような説明をされるが、あくまでもアストラオーのパイロット凱 十字路の思考によって行動する。なんの命令もなく機動はしないが、命令なしの展開待機中は基本組み込み命令の行動に従う。



 識別コードASTについては、別途用語集・ASTシリーズを参照