用語集・2

ASTシリーズ


 機体識別コードASTが振られている機体を総称して呼ぶ。


 同シリーズは後述の理由から人型をメインとして開発している。

 コングロマリネットであるYZ、学術機関であるLHS、ロボット開発社であるBCDとHAKUSHINの4団体合同プロジェクトで生まれた機体が元である。

 今までは相応の訓練を積んだパイロットにしか、操縦しても乗りこなせることができないといった問題があったため、人のインターフェースに近い形で扱えて、且つパイロットへの育成期間を大幅に減らすことを目的として開発が始まった。

 元々は軍需産業がメインであり、宙開発兼軍用多脚系ロボットなどを開発したYZ社の情報も提供していたため、シリーズによっては密かに飛行型などへの変形も想定して組み込まれていた。

 軍需産業が加わっているとはいえ、あくまでも軍用への目的とはしないこととして極秘開発が進められているので武装、兵装は備わっていない。

 武装は備わってはいないものの、前述の通りに人インターフェースに寄せた構造である為、作業用の大型工具や目的に合わせた大型機器類も使用前提としている。換装前提


 合同プロジェクトで極秘に行われたのは今までにない新たな機能を搭載するのを目的としてもいたため。

 一つが、エンジン部分を将来的には半永久稼働まで昇格することを目指したプロトタイプを組み込む。

 もう一つが、パイロット補助としてパーソナリーAIを搭載する。これはパイロット養成機関を削減させるため一つとして、操縦補助を目的として組み込まれる。


 ASTは以下の総称から頭文字で命名された

 ・Alternative

 ・Strategic

 ・Titan

 宇宙開発や大型災害救助などの場で新たな手段として用いられることを願って命名された。


 AST001-02消失事件を契機に、前々から検討されていた盗難、無断持ち出し対策として活動拠点登録点から30Km離れると自動帰還モードまたは強制機能停止が働く形へ機能を追加。活動範囲は設定や許可で延長可能。



 エンジン部の試作機については、別途用語集・PEPエンジンを参照

 パーソナリーAIについては、別途用語集・A.R.M.Sを参照